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ARRI 次の100年に向けて-01

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2017年9月12日、ARRIが創立100周年を迎えた。9月のオランダ・アムステルダムで開催したIBC開催前夜の100周年記念パーティを皮切りに、世界の様々な場所でパーティやイベントが行われた。また多くの雑誌やメディアでも祝福の記事やお祝いの広告などが寄せられるなど、とりわけ映画界におけるARRIの存在の大きさを改めて感じる機会となった。
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ARRIは1917年にドイツ・ミュンヘンで創業、その創業者である2人、アウグスト・アーノルド(August ARNOLD)とロベルト・リヒター(Robert RICHTER)のそれぞれの名前の頭文字を取ってARRIと命名された。その後、1920年には初のインディペンデント映画を制作、カメラや照明機材の開発を行い、1937年にはついに革命的な発明が生まれる。現在の映画用カメラの基本となる初のリフレックスシャッターカメラ、ARRIFlex35を送り出し、その後の映画撮影の基礎を作った。
第二次世界大戦を経て、1950年代には当時はまだフィルム撮影だったテレビカメラとしても一世を風靡する。1955年にはレンタルビジネスを開始、59年にはアメリカに進出と世界市場へ拡大していく。以後、20世紀後半は世界の映画撮影の現場でARRIのカメラは欠かせない存在となり、多くの名作映画を生み出していく。
2000年以降はデジタルの波が押し寄せる中、2003年のARRIFLEX 235をもって35mmフィルムカメラの開発を終了。2005年には初のデジタルカメラARRIFLEX D-20が登場、そして2010年、理想のシネマカメラとしてALEXAが登場。以後、世界の映画撮影現場を席巻していることは周知の通りだ。
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さて、これからのARRIはどこへ向かうのか? このところ急速な市場拡大をみせるアジア圏、とりわけ中国における現在のARRIの需要はかなり大きなウエイトを占めているという。「いま、アジアの時代」といわれる中、これからの展開はどうなるのか?
今年アジア圏のヘッドオフィスである香港オフィスがリニューアル、9月25日にはそのオープンハウスが行われた。これからのアジアの、そしてARRIの今後の拠点となるであろう香港のニューオフィスで、現在のARRIのキーマンたちにインタビューした。
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PHOTOGRAPHER: 高橋ケンイチ、田中誠士