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「palette」AU-EVA1で実現する、IR Cinematography

IR Cinematographyを用いた作品「palette」は、AU-EVA1のIRカットフィルターOFF機能をベースに、IR撮影の利点を活かしつつ、作品のストーリーテリングにどのように応用できるのか?にチャレンジしたIR Cinematography 作品。
映像アーティストの貫井勇志氏が進める映像新プロジェクト「CIENMA 41(for one)」のIR撮影を大胆に用いるため、撮影前に約1ヶ月間のテストを行い、撮影素材の赤外線反射率のチェックと撮影条件を実験・研究が行われ、その結果、下記の4つのポイントをベースに撮影が行われた。

Point 1

AU-EVA1のカメラ設定

IRカットフィルター
OFFモード ON
panasonic_FEATURE06_body004
カラーセッティング
メインシーン1
eV-LOOK1に設定
panasonic_FEATURE06_body001
シーンファイル設定
BLACK M.PED -15
    R.PED -5
    G.PED -5
    B.PED -15
PEDESTAL OFFSETはOFF
panasonic_FEATURE06_body002
ガンマ設定 V-504580L1
2000Kに設定
panasonic_FEATURE06_body003

さらに、今回の撮影では、多くのシーンでRGBの中から赤の色成分を分離するため色温度設定を変更。

Point 2

panasonic_FEATURE06_body005
IR パスフィルターを装着
レンズの前にパスレンジ違いのIRパスフィルター3種(STC Optical & Chemical社製)を使用し、近赤外線と可視光を部分的にカットして、想定される画像を設定。
使用フィルター:STC Oputical & Chemical(台湾)

◎IRP 590
使用用途:可視光域も含む、赤外線領域を撮影可能(加工しやすい面白い画になる)
panasonic_FEATURE06_body013
○IRP 720
使用用途:可視光カット+モノクロに近い(The 赤外線画像)
panasonic_FEATURE06_body014
△IRP 850
使用用途:可視光カット+より赤外線領域を狭める=モノクロ/ハイコントラスト
panasonic_FEATURE06_body015
※使用頻度 ◎=多用、○=シーンによって使える、△=ほとんど使用せず

フィルターごとのイメージの違い

panasonic_FEATURE06_body006
スタンダード撮影
panasonic_FEATURE06_body007
IRP 590
panasonic_FEATURE06_body009
IRP 720
panasonic_FEATURE06_body011
IRP 850

カラースワップ後

panasonic_FEATURE06_body008
IRP 590
panasonic_FEATURE06_body010
IRP 720
panasonic_FEATURE06_body012
IRP 850

Point 3

IRランプを使用

赤外線投光器(IRランプ)を用いて、夜間撮影や屋内撮影にたいして部分的に赤外線量をコントロール

100W IR Lamp (custom made)

100W / スポット式 850nm×2台、940nm×1台の赤外線投光器(オリジナル作成)
panasonic_FEATURE06_body017

45W IR Lamp (Panasonic)

45W / 拡散式 850nm 赤外線投光器(Panasonic社製)
panasonic_FEATURE06_body018
panasonic_FEATURE06_body019
さらに一般の照明機材とのミックス光ライティングによる特殊演出

Point 4

カラースワップ作業

DaVinci Resolve 15のRGBのチャンネル入れ替え機能により、カラースワップ処理後にカラーグレーディング調整。
※EVA1のカラーモード設定では、V-Log撮影よりも、パラメーターを調整したシーンファイル(eV-LOOK1など)を利用したほうが、赤外領域でのカラー分離がはっきりするため、後処理でカラーのコントロールがしやすい。
panasonic_FEATURE06_body020
赤外線撮影のオリジナルイメージ
panasonic_FEATURE06_body021
グレーディング後
panasonic_FEATURE06_body022
DaVinci Resolve
※レンズによって、通常のレンズ内に施されている鏡筒内面反射に対する処理やレンズコーティング等が、可視光線撮影と違う赤外線撮影時では作用しないことがあり、通常より強いフレア等が発生する場合がある。