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『相棒-劇場版Ⅳ- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』ーメイキング テクニカル・エピソードー 01

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2000年の単発ドラマとして始まり、2002年から本格的に連続ドラマシリーズとしての放送開始から、約15年。いまや日本の国民的TVドラマとして、老若男女を問わず多くのファンをもつ、テレビ朝日系列の人気TVドラマ『相棒』。
個性派俳優の水谷豊演じる、頭脳明晰で特異なキャラクター“杉下右京”警部とその相棒刑事が、各エピソードに隠された不可思議な謎を解き明かしながら難事件を解決していく、1話完結型のミステリータッチ&バディものの刑事ドラマだ。さらにこのTVシリーズからはスピンオフ作品として劇場公開向けの映画版である『相棒 -劇場版』が制作されており、2008年の第1作目以降、過去3作が制作された。(他にスピンオフ作品2本がある)
そしてこの2月11日から、劇場版の最新作、『相棒-劇場版Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断』が全国公開された。

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この「相棒」の制作現場ではこれまでも、新しい撮影手法や先端ワークフローを積極的に取り入れ、常に最新技術へのチャレンジを行ってきた経緯がある。2008年の「season8」からは、TVドラマとしてはいち早くファイルベースによるデジタル撮影とノンリニア編集による新たなワークフローを試みており、第1作目の「相棒-劇場版」では、最初のデジタルシネマカメラであるSONYのHDW-F900による撮影。さらに2010年12月から公開された映画版の『相棒 -劇場版Ⅱ』では、メジャー作品では日本初と言える、全編ファイルベース収録によるワークフローを実現してきた。当時の機材としては最新の、Panasonic AJ-HPX3700 / P2HD+AJA KiPro / ProRes収録が使用されていた。日本ではまだDI(Digital Intermediate)のワークフローがハリウッドほど確立されていなかったなかで、オンセット(撮影現場)での色確認など、いま主流となっている撮影技法をいち早く実現してきた。
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さらに2014年の『相棒-劇場版Ⅲ』では、4K収録の試みが巷で話題になる中で、SONY PMW-F55による全素材4K撮影が行われ、これもメジャー劇場作品では日本初といえるフル4K仕上げ/4K上映の作品として制作。オープニングタイトルバックの撮影には、8Kセンサーを搭載したSONY F65も使用されている。2015年から始まったTVシリーズの「season14」からは、カメラをCanon EOS C300 MarkⅡに変更。大判センサーを搭載したシネマカメラを本格的にTVドラマに投入するなど、使用カメラの選択も常に時代のトレンドを先導してきた。
そして今回の最新作『相棒-劇場版Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断』では、メインカメラにARRI AMIRAを使用し、これまでとは全く異なるアプローチで撮影・制作されている。

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この「相棒」に過去15年間、斬新な技術や新たな制作ワークフローを持ち込んできた中心人物は、撮影監督の会田正裕氏だ。会田氏は過去15年間の「相棒」TVシリーズ、そして劇場版の制作すべてに関わったスタッフであり、監督や各スタッフ、共演俳優が次々に入れ替わる中で、主演の水谷豊氏とともに「相棒」の世界観を創り上げて来た存在でもある。
また数年前までは、特に日本のTVシリーズでは珍しかった“撮影監督システム”をいち早く採用、カメラ選定からワークフロー設計、またロケの照明プランもすべて会田氏の起案による現場設計が施されている。

この特集では劇場版の最新作について、撮影やその狙いに関する詳細を会田正裕氏に、また本作のカラーリストでこれまで多くの日本映画作品に携わって来たカラーリストの佐竹宗一氏(東映デジタルラボ)に、今作品のカラーグレーディングとその作業環境について語って頂いた。

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<作品概要>

『相棒-劇場版Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断』

前作『相棒-劇場版Ⅲ-』の公開から約3年、視聴者からの圧倒的な支持は不変ながら、ここにきて大きな転換期を迎えている水谷豊主演の超人気テレビシリーズ『相棒』。テレビシリーズ放送時期の劇場公開としては『-劇場版Ⅱ-』以来となる本作『相棒-劇場版Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断』には、『season14』から杉下右京(水谷豊)の“相棒”となった冠城亘(反町隆史)を中心に、「相棒」シリーズに登場して来た歴代人気キャラクターが総集結。
今回のストーリーは、これまで特命係が関わってきた事件の中でも比類のない難敵となるミステリアスな国際犯罪組織。7年前に英国で起こった集団毒殺事件と少女誘拐、日本国内に秘密裡に持ち込まれた化学物質、そして東京のど真ん中で行われる世界的なスポーツ大会の凱旋パレード。それらを杉下右京が持ち前の推理と洞察力によって線で結んだ時、深い愛が生み出した『相棒』史上最も壮大で悲痛なクライマックスが訪れる——。
これまでの『相棒』劇場版を超えるスケール感に加えて、第一級のクライムストーリーと呼ぶにふさわしいサスペンスフルな展開と、エモーショナルなラストシーンが待ち受けている『相棒-劇場版Ⅳ-』。『相棒』の新しい歴史が、ここから始まる!

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監督:橋本一
脚本:太田愛
音楽:池 頼広
撮影監督:会田正裕
編集:只野信也
カラーリスト:佐竹宗一
出演:水谷豊、反町隆史、仲間由紀恵、石坂浩二、及川光博、六角精児 他

2月11日全国ロードショー
(C) 2017「相棒-劇場版Ⅳ-」パートナーズ

『相棒-劇場版Ⅳ-』公式サイト http://www.aibou-movie.jp/

写真 高橋拡三(e-motion photographers)