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ハイパードキュメンタリーの真実 「 フリーソロ」監督 ジミー·チン インタビュー

- 人類史上最大の挑戦と呼ばれる前人未踏のクライミング、その驚異の全貌に世界中が息をのんだドキュメンタリー -

Interview & Text 汐巻 裕子

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Photo:Cheyne Lempe
© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

その年のアカデミー賞狙いのアメリカ映画が、お披露目の場として集うトロント国際映画祭で、ちょうど1年前の2018年9月9日、ナショナル·ジオグラフィック社が社運を賭けて挑んだクライミング·ドキュメンタリーが、満を持してワールドプレミアされた。クライマーでありナショナル·ジオグラフィックのオフィシャルフォトグラファー、ジミー·チンの最新作『フリーソロ』だ。トロント国際映画祭·ドキュメンタリー部門のヘッドプログラマー、トム·パワーズをして「今年の映画祭公式作品の中で、最もすぐれたサスペンス映画」と言わしめた傑作で、全米興行成績歴代トップを塗り替えた。(*1)

多くの観客の手のひらに汗をじっとりとかかせた『フリーソロ』は、このトロント国際映画祭でPeople’s Choice Award(一般観客の投票によって選ばれる観客賞)を受賞した。その後、52の各国映画賞にノミネートされ、うち23もの映画賞を受賞、BAFTA(英国アカデミー賞)のベスト・ドキュメンタリー賞や、最終的にはアカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞という世界最高の栄誉を手にした。観客からも映画のプロからも絶賛されるという、ナショナル・ジオグラフィックと本作のプロデューサー陣が当初から信じていた通りの展開だ。

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Photo: Samuel Crossley
© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

監督であり、3名構成の撮影隊を総指揮したジミー·チンは、いまから4年前の2015年、自身を含む3人のトップクライマーによる、ヒマラヤの前人未踏のルート、シャークスフィンを世界で初めて完登した記録『MERU / メルー 』で映画監督としてデビューし、この作品がサンダンス映画祭で観客賞を受賞したことで、一躍トップドキュメンタリストの仲間入りを果たしている。

山岳映画の撮影手法にシネマヴェリテスタイルを取り入れるという革新をもたらし、その後のクライミング撮影に、あらゆる角度から大変革をもたらした立役者だ。スチールフォトのジャンルでは、ナショナル·ジオグラフィック誌のオフィシャル·フォトグラファーであり、またザ·ノースフェイス契約アスリートのプロクライマーでもある。年間10ヶ月以上も世界の僻地の撮影に飛び回り、残りの季節はワイオミング州ティートンの山中に居を構える、名実ともにネイチャーフォト界のトップ·フォトグラファーだ。

The crew sort and pack up all the ropes and climbing equipment used to document Alex Honnolds free solo climb of El Capitan's Freerider in Yosemite National Park.

© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

学生時代のジミーは『フリー・ソロ』の主人公であるアレックス・オノルド同様、7年間(!)もヨセミテの麓にバンを停め、路上生活をしていたクライミングバムだ(クライマーたちはプライドを持って自身をそう呼ぶ)。

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© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

ヨセミテをベースに駆け出しのクライマーとして岩壁に向かうだけの時代、偶然に撮影した1枚の写真が雑誌社に500ドルで売れたことをきかっけに、プロのネイチャー・フォトグラファーの道を歩むことになる。のちに山の師となる世界的登山家のコンラッド・アンカーと出会い、チームとしてのアルパイン・クライミングを極める中、撮影したのが、処女作『MERU/メルー 』である。

それまで多く世に発表されてきた山岳映画と一線を画したこの作品は、クライマーであるジミー自身が9年間に渡るメルーの直登ルート挑戦の間、執拗にカメラを回していたことで、外部の撮影者が決して切り取れないストーリーや友情をスクリーンに映し出している。

 

フリー·ソロとはなにか?

For a free soloist, finger strength can mean the difference between life and death. Leading up to his climb, Honnold performed a 90-minute “hangboarding” routine every other day in his van, which for years has served as a home and mobile base camp. (Jimmy Chin)

© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

自然の岩壁を登るロック·クライミングは、フォールしたときに命綱となるロープを操るビレイヤーと二人一組で行うが、フリー·ソロは、ビレイなし。つまり命綱をつけず、単独で、自分の身体のみで登るという極めて特殊なクライミングで、こうしたフリー·ソロ·クライマーは世界を見渡しても数えるほどしかいない。

Alex Honnold climbs the Salathe Route with Conrad Anker on El Capitan in Yosemite National Park.

© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

映画の中でも明かされているが、アレックス・オノルドという特殊なクライマーは、恐怖心を生成する脳の器官である扁桃体の働きが不活性で、普通の人よりも恐怖を感じないことが実験で分かっている。

2018年に来日したアレックスを取材してわかったのだが、彼は決して大胆不敵な恐れ知らずの青年ではない。むしろ誰よりもシャイで引っ込み思案。フリーソロに転向したのも、ビレイヤー(命綱をコントロールするクライミングパートナーのこと)を誰かに頼む勇気がないから、だったら独りで…というパーソナリティの持ち主。

そんなアレックスには、高い知性が備わっていて、慎重に慎重を期す数学的なアスリートだ。そして山屋同士の信頼を積み重ねてきたジミー・チンも同じく、用意周到で考え抜くタイプ、冷静沈着なクライマーでありフォトグラファーである。

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© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

垂直壁の高さがおよそ1キロにも達するエル・キャピタンは、プロのクライマーが登り切るのにも1週間はかかるルートであるが、2002年に世界のロック・クライミング界のレジェンド、平山ユージとハンス・フローリンのペアが2時間48分55秒で登攀し、初の3時間切りを達成している。16年後の2018年、アレックス・オノルドとトミー・コールドウェルのペアが2時間37分5秒で登り、世界記録を更新した。

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ロック·クライマーの聖地、ヨセミテにそびえ立つ花崗岩の一枚岩、エル·キャピタンのフリーライダーというルートを、フリーソロ界のスーパースター、アレックス·オノルドが攻略したというニュースは、世界中に衝撃を与え、2018年のこの歴史的瞬間からクライミングというスポーツは新たなレベルに到達した。そしてトップクライマーからも絶大な信頼を得ているジミー·チンもまた、誰もやったことがない「親友の死と隣り合わせの撮影」に挑んだのだ。

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© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

この偉業についてアレックス・オノルドやジミー・チンとも長く交流のある前出の平山ユージも「クライミング史にとって大きな偉業」とコメントしていることから、どれほどの難易度か想像に難くない。

ジミー・チンは、平山氏がトルコの最難ルートをオンサイトするミニドキュメンタリー『FREE RANGE TURKEY_dispatch #7』を撮影しているが、氏はその経験から「ジミーのようなクライマーに撮影してもらえる言うことは、クライマーにとってはとても安心なことです。クライミングのことがよくわかっていて気遣いはもちろんですけども、もし何かあったときにです。それから撮影に関してもクライマー的な目線、自分自身が良いと思う目線での撮影にも理解を示してくれそうです」と語っている。

Elizabeth Chai Vasarhelyi Chin prepares to interview Jimmy Chin as Clair Popkin frames up the shot. They are in Jimmy's van in Yosemite.

© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

ジミー·チン インタビュー

なにもかもが「人知を超えた挑戦の連続」だった『フリーソロ』。

日本での映画公開を機に、企画から撮影準備、使用機材、極限での撮影者心理について、HOTSHOTでは独占インタビューを行った。

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『Meru / メルー』から『フリーソロ』で、撮影やカメラ技術的に違ったこと、進化したと感じた部分は?  

『MERU / メルー』で使用した素材は、2008年の最初の遠征で撮影したもので、パナソニックのLUMIX LX1というコンパクトデジタルカメラとCanon HF10のカムコーダーを使用しています。メルーの初遠征は最初からカメラに収めようと決めていたので、当時のテクノロジーで最適なカメラを選び使用しました。

2008年当時と2011年の2回目のメルー遠征時を比べると、DSLRシネマトグラフィーの進化が目覚ましく、現場でのインパクトは大きかったです。ヒマラヤという極限での撮れ高に大きな進歩がありました。続く2011年の遠征では、Canon 5D Mark IIを使用していますが、これまでにないシネマルックと、私が求めていた絵のフィーリングを表現でき、初登攀時のコンデジのRAW撮影とは明らかに完成度が違いました。

さらに、『MERU / メルー』の撮影時と今回の『フリーソロ』の撮影の間には、技術的に新しい波が起こっています。

『フリーソロ』の撮影現場で使用したCanon C300 Mark IIには、撮影陣全員が大変満足していて、特に4Kの表現が素晴らしいと思います。なんと言ってもビッグ·ウォールのクライミングシーンから、シネマ·ヴェリテに至るまで、様々なドキュメンタリーのシナリオを、一つのカメラで収めることができるんですからね。

Jimmy Chin poses on a a static rope on El Capitan's Freerider. Image by Cheyne Lempe.

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撮影機材を選ぶ際にもっとも重要視していることは? 

『フリーソロ』の撮影機材を選ぶ際に最も重要視したのは、多機能、多才なカメラであることです。C300 Mark II は、求めるクオリティをすべて兼ね備えていました。クライミング·シーンの撮影から、薄暗いアレックスのバンの中での撮影まで、広いレンジのシーンに、柔軟かつ簡易に対応してくれています。レンズは主にシネマレンズを使用し、明るさが必要な時はEFレンズを使用しています。オーディオはカメラにインプットしていますが、これもクライミングのドキュメンタリーの撮影現場では重要なポイントです。

 

『フリーソロ』で一番多用したレンズは?またレンズを選ぶ基準は? 

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17-120mmの出番が一番多かったですね。35mmと50mmも多く使いました。

選ぶレンズは撮影するシーンによります。17-120mmの出番が多かった理由は、岩壁でのクライミングシーンはダイレクト·シネマの手法であり、一方でカメラが積極的にアレックスに関わることで浮かび上がるストーリーをアレックス本人に語らせるシネマ·ヴェリテのスタイルも取り入れたかったからで、その両者の表現に対応可能なレンズを選んでいます。本番撮影では二度と来ない一手一手のモーメントを逃さないために、AF(オートフォーカス)も多用しています。

Alex Honnold being interviewed in El Capitan Meadow after free soloing Freerider. Clair Popkin and Jim Hurst document for the Free Solo documentary. Image by Samuel Crossley.

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フッテージのログ設定は? Log収録のメリットは?

ほとんどのCanonでの撮影素材は、XF-AVC 4k @23.976fps Log2とLog3で撮影しています。『フリーソロ』の編集は、Avid Media Composer 8.8.5と DaVinci Resolve for online/conformを使用しているので、C300でのLog収録が大いに役立っていますよ。

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Pre-Production(事前準備)、Production(撮影)、Post-Production(編集仕上げ)と進んでいくうちに、監督の感情に変化はありましたか?   

『フリーソロ』の企画を考え始めたときから、ずっと頭の中にあったのは「撮影隊が密着することで、アレックスのクライミングに危険性を増すことになるのではないか?」という葛藤でした。

Production during National Geographic Documentary Films Oscar nominated feature documentary "Free Solo". (National Geographic/Jimmy Chin)

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僕自身もクライマーですから、撮影クルーが周りにいることで、アレックスがフォールする可能性が高まることを最も懸念しました。チャイ(·ヴァサルヘリィ=共同監督)と僕は常に自問自答していたのです。「僕たちはアレックスの岩の上での意思決定を信じることができるか?」「映画撮影のプレッシャーがあることで、アレックスは普段だったらしない判断をしてしまうのではないか?」。

Honnold, 33, listens to music while brushing his teeth as he prepares for a day of climbing in Morocco’s High Atlas Mountains, one of several foreign locations where he trained for his attempt on El Capitan. (Jimmy Chin)

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そして撮影が進むにつれ、毎日、ベストからワーストまであらゆるシナリオを想定して、すべてに対応すべく準備をしなければならないのですから、僕らの感情にも連日のように相当な変化がありました。だけどアレックスは日々、僕らが最初に信じた通りの結果を持って地上に帰ってきてくれたのです。

Alex Honnold climbs the Salathe Route with Conrad Anker on El Capitan in Yosemite National Park.

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友人の死の瞬間を記録してしまうかもしれない、というこの作品の緊迫した撮影現場は我々には想像しがたいが、それをやり遂げることができた一番の理由は?   

プロジェクトの間は、一日たりとも「ワースト·ケース·シナリオ」について考えなかったことはありません。残酷に聞こえるかもしれませんが、そう考えることで、逆にワースト・ケースが起こらないという確信が持てたのです。

 

Clair Popkin, Director of Photography on the feature documentary Free Solo, getting the shot of Alex Honnold topping out El Capitan after free soloing the Freerider.

© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

アレックスと僕の間には10年以上に渡るクライマー同士の強い信頼関係があります。アレックスは、私のことも他のクルーのことも、「自分のクライミングを最も安全に撮影してくれる仲間」として、心から信頼してくれていました。そして私は、アレックスが”本当に自分が登りたい時”、”心の底から準備が整ったと思える時”にしか、自分にGOサインを出さないことを、しっかり理解していました。

Jimmy Chin and Alex Honnold atop the summit of El Capitan just after Alex solo Freerider. Image by Samuel Crossley.

© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

クライミングの撮影で最も難しいと感じていることは何か?   

アレックス·オノルドというクライマーを岩壁で撮影するということは、膨大な準備と計画、それから彼のひとつひとつのムーブを確実に確認することが必要で、それが撮影クルーにとって最も大きな挑戦でした。

アレックスはこのルートの練習と確認に2年もの時間を費やしています。時には本番とは違う手を試し、わざと失敗したりもしています。そうすることで、本番で何かひとつ間違いを犯しても、冷静でいられるからです。

その間、彼のクライミングをどう撮影するか?正解のムーブ、失敗のムーブ、すべてを想定しながら、何度も何度も撮影のリハーサルをしています。

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Photo:Samuel Crossley
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フリーライダーという垂直ルートの全高は915メートルにもなります。途中いくつかのセクションでは、カメラマンも300メートルほどトップロープでクライムダウン(岩壁の上からロープを垂らして懸垂下降すること)して狙う必要もありました。クルーはそれぞれが機材を担ぎ、壁のあちらこちらにカメラを設置し、どのアングルからどういう絵を撮りたいか?を入念に事前調査しています。

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© 2018 National Geographic Partners, LLC. All rights reserved.

 

カメラクルーは全員プロのシネマトグラファーでもあり、クライマーでもあります。なのでアレックスがクライマーとして、なにが一番気が散るか?は理解しているメンバーなのです。両方の技術を持った撮影者は世界でも3人くらいしかいませんけどね(笑)。クライマーが一番嫌がるのは、自分のムーブよりも撮影者たちの動きがスローになってしまうことです。なので、常にアレックスの動きを先読みして、ポジションとアングルを即決しなければいけません。アレックスがどんなに予測不能な動きをしても、アレックス本人に「カメラの存在」を感じさせないことが最優先ですから。

 

そんなエクストリームな環境において、もう一つ大きなチャレンジだったのは、アレックスをいかに撮影隊の緊張感から遠ざけ、いつも通りの自然なクライミングができる環境を作るか?という点でした。

撮影隊は常にニュートラルな存在でいる必要があると考えていたので、クルーのテンションを、常にアレックスのテンションと同じレベルに保つよう細心の注意を払っています。それから、うっかり録画ボタンを押し忘れないようにすることもね(笑)。クライミングの撮影では、実は起こりがちなことなですよ。

Jimmy Chin ascends a fixed line up Freerider on El Capitan after shooting Alex Honnold. Image by Samuel Crossley

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アレックスのようなフィジカル面でもメンタル面でも特別な能力を持ったクライマーを撮影するという行為、そしてアレックスがビッグ·ウォールに賭ける情熱と野心、そして恐怖、それらを記録するという行為は、私にとって「人生を賭けたプロジェクト」だったと思います。

 

クライミング界から、ハリウッドのネクスト・ステージへ

ジミーは、同じ時期に同じエル・キャピタンをリード・クライミング(ロープあり)で完登したアレックスの盟友のトミー・コールドウェルのドキュメンタリー『DAWN WALL』の撮影監督も務めている。『MERU/メルー 』同様に本作の共同監督を務め、プライベートではジミーのマリッジパートナーでもあるエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィは、撮影がオールアップした日、つまりアレックスがエル・キャピタンを完登した日に、「私たちの映画人生はこれで終わり」。これ以上やることはないと思ったとワールドプレミアのトロント映画祭で語っている。もちろん、それは一つの偉業を悔いなくやりきったという意味だ。

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ジミーとエリザベスは、ネットフリックス・オリジナルの製作で、ヨナス・ボニエ原作の『The Helicopter Heist』というアクションスリラー長編映画を共同監督することが決定している。主演はハリウッドスターのジェイク・ギレンホールだ。ジミーが20年以上かけて自己開発してきた、核心に迫るクライミングの映像手法と、ドキュメンタリー映画監督として活動してきたエリザベスのストーリーテリングの合わせ技が高く評価され、いよいよドキュメンタリーの枠を飛び出し、フィクションへの挑戦が始まる。
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監督・撮影監督のジミー・チン氏(左)と、奥様で監督・製作のエリザベス・チャイ・ヴァサルへリィ
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リアリティとダイナミズムという2大エンタテインメントパワーを兼ね備えた映像表現で、素早く進化し続けるジミー・チンは、世界最高の撮影技術を持つ唯一の表現者として、テクノロジーや機材の進化にどう挑み続けるのだろうか。
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Photo:Samuel Crossley
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映画紹介

『フリーソロ』

9月6日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

2018年 アメリカ 英語 100分、16:9、5.1ch

[キャスト]

アレックス·オノルド、トミー·コールドウェル、ジミー·チン、チェーン·ランぺ、マイキー·シェイファー 、サンニ·マッカンドレス 他

[スタッフ]

監督·製作:エリザベス·チャイ·ヴァサルへリィ、ジミー·チン

撮影監督:ジミー·チン、クレア·ポプキン、マーキー·シェイファー

字幕監修:平山ユージ、提供:ニューセレクト、

配給:アルバトロス·フィルム