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富士フイルム X-T2 フィルムシミュレーション

- 現場でLOOKを共有できる、新たな映像潮流 -

“Goddess – night & day”

CINEMATOGRAPHER: Nobuhiro KODA (ALOHA CREATIVE)
DIRECTOR: Taichi NOMOTO (energy Inc.)
MODEL: MASAKIKO
GRIP: Itsutaka TAKUSAGAWA

CAMERA:
FUJIFILM X-T2

LENS:
XF16mmF1.4 R WR
XF35mmF1.4 R
XF56mmF1.2 R APD
XF90mmF2 R LM WR
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

“Goddess – night”

 

“Goddess – day”

“Goddess – night & day”

自分にとって初めてのFUJIFILMのカメラは2015 年に買った X-100T。映像の仕事で海外に 行っても、実は写真が全然撮れなかったりすることが多く、いつでも携帯できる良いカメラを探して いて、行き着いたのが X-100Tでした。

バングラデシュでの仕事の際に、X-100Tの『フィルムシミュレーション』の中の“クラシッククローム”で撮った数枚の写真を帰国後に見て、JPEGのままでも充分なクオリティとその描写力に驚きました。そして、その時直感したのは「もしこれが、動画でも同じクオリティーで撮れたら、そのまま映画になる」ということ。

その翌週にはX-Pro2と16mm、90mmを購入し、ハワイに行く事を決めていました。南の島をクラシッククロームで撮りたかったのと、“ACROS” のモノクロも試したかったのです。スチール撮影では、ブラケットをフィルムシミュレーションにして、 “Velvia”、“ACROS”、“クラシッククローム ”を設定、動画も同じ条件でそれぞれのモードで撮影。

このとき初めてFUJIFILMのカメラで動画撮ったのですが、“撮っていて楽しかった”というのが正直な感想。ミラーレスなのでファインダー見ながら動画撮影できるのが、自分としてはまず有り難いことでした。

フィルムシミュレーション × 4K動画

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そして今回、X-T2での撮影の機会を得ました。 今回の作品では、『女性の持つ二面性を映像で表 現する』というテーマで、昼間を“ACROS”、夜を“Velvia”とそれぞれのモードで撮影。映像そのものがどういう風に伝わるかを試したかったのもあったので、演出等もあまり作り込むこと無く、撮影もスチールを同時に撮りながら色々なレンズを試しながら撮影しました。
“ACROS”はGフィルターを入れて使いましたが、シャドーの部分がいい感じで粘ってくれている印象。一方の“Velvia”は、工場の夜景という表現において実に色気のある部分を見せてくれたなと感じました。
スチール撮影では初めて“PRO Neg.Std”モードを使いましたが、女性の肌を実に柔らかく捉えてくれて、今までに使った他のカメラにはない表現でした。

ディレクターとのLOOKの共有

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いま、様々なカメラにLogが搭載され「とりあえずLog収録さえしていれば、調子は後で整える」とい うような撮影が増えていますが、個人的には撮影時にどこまで追い込めるかという事を重視しています。その意味では、このFUJIFILMのフィルムシミュレーションでの動画撮影は、これまでにない 新しいスタイルの流れになる可能性を感じました。 今回の企画はカメラマンである自分が原案を作り、 ディレクターとは事前にスチール撮影した各モード での素材データを基にその LOOK を共有してからの撮影となりました。この「LOOKの共有」というのがとても大事だと考えていて、X-T2 はそれが出来るカメラという事に自分の中ではなりました。次はぜひ“クラシッククローム”でドキュメンタリーを撮りたいと思っています。

用途、目的に応じてFILM を選ぶようにLOOKを選ぶ

X-T2が出たことで一眼レフで動画を撮り始めた 時のような高揚感を覚えたのは私だけではないはずです。この流れはもしかしたら“ 新しい映像制作の潮流 ”になるかもしれませんね。

操作性

X-Pro2 と違って、左手側に ISOダイヤルと撮影モードの切り替えスイッチがあり最初は少し戸惑いましたが、動画とスチールを 両方撮るような場合にも使い易く、慣れてしまうと操作性につい ては X-Pro2よりも扱い易い印象。

ベストレンズ

XF16mmF1.4 R WR:最短15cmということでマクロ的な使 い方もできる広角ということで自分の好きなレンズ。
XF56mmF1.2 R APD:ユーザーが最も注目のレンズで、柔らかく美しいボケが素晴らしく、今回の映像でも多用。
XF90mmF2 R LM WR:オートフォーカスも早く、こちらもポートレート向きなレンズにも関わらずマクロのような撮り方も可能。