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SIGMA 会津工場探訪 / 株式会社シグマ CEO 山木和人 氏 インタビュー 

- レンズ製造の極みへ / メイド・イン・ジャパンへのこだわり -

石川幸宏 / HOTSHOT編集長

UP

Act.1 シネマレンズ市場参入への経緯とここまでの道程

Act.2 Lマウント参入への希望

Act.3 SIGMA 会津工場

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2016年9月オランダ・アムステルダムで開かれたIBC2016の会場で世界に発表された、SIGMAのシネレンズ。市場参入から2年半、SIGMAのブランドとその存在は、すでにシネマをはじめとする世界の映像関係者に広く知られるところとなった。
長くスチル用レンズとカメラのメーカーであったSIGMAは、Artシリーズを筆頭にその製品性能の良さとコストパフォーマンスが高く評価されてきたが、注目すべきは製品群を演出する優れたデザインやイメージ戦略も含めた、トータルな光学プロダクトとしての完成度が素晴らしいことだ。そして最も重要なのは、その全てがメイド・イン・ジャパンであること。全ての製品が、日本の優れた「すり合わせ技術」が生んだ逸品として仕上がっているところに、日本国内だけでなく世界のカメラマン達が魅了されている。
SIGMAの聖地であり、その全てが生み出される場所、福島県にある会津工場を訪れて、SIGMAの過去、現在、未来、そしてその真髄を、山木和人社長にロングインタビューした。

日本のすり合わせ技術の真骨頂

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会津工場は1973年に第一期工事が完成、年々増築とともに拡大され、現在、交換レンズ、カメラ、ストロボまでのすべての製品を製造。金型からパーツまで、一部の加工を除いた全てをこの会津工場で一貫生産している。レンズ研磨、プラスチック部品の成形、塗装、基板実装、組立て、ビスなどの部品製造、金型の製造まで完全内製化。独自の垂直統合型の生産体制により、多品種少量生産にも対応している。
SIGMAの大きな特徴として言えるのは、この会津工場が唯一の生産拠点であること、そして地元の人間を多く社員登用し、地域社会の一員としてもその歴史をともに歩んできたことだ。代々受け継がれる緻密な技術力がこうした背景に支えられていることも、SIGMAが世界に通用する製品を安定的に送り出している重要な原動力と言える。一貫生産体制と受け継がれる人間の技術力、それが日本のものづくりを支えてきた「すり合わせ技術」の完成形として、この会津で実践されているのだ。
昨年はさらに軽量で堅牢なマグネシウム部品の加工も自社で行うための、マグネシウム専用加工棟を増築。SIGMA会津工場の進化は果てしなく続く。

ハリウッドへの道

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2018年10月、米ハリウッドのバーバンクに新たな拠点、SIGMA BURBANKを開設した。オフィスとショールーム、スタジオ、倉庫施設等を備えたアメリカ西海岸での新拠点だ。ハリウッドに近いところでユーザーとコミュニケーションができ、実際に製品に触れられる場所として開設したが、すでに頻繁にイベントが開催されているという。
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ハリウッドは現在、Netflixを中心とした高品質なネット配信映像制作が隆盛だ。予算はメジャー作品と同規模だが、制作スピードはこれまでの1/2~1/3となっている。そのため撮影クルーも数倍規模に拡大したが、同時にカメラとレンズセットの本数もそれなりに必要で、高価なシネレンズだけでは市場の要求には間に合わない。高品質+コストパフォーマンスにも優れたSIGMAのシネレンズが、ハリウッドでもその本領を発揮し始めている。

新たなるシネマ市場への参入から2年

 

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株式会社シグマ CEO 山木和人 氏 インタビュー

予備調査3年、参入から2年、合わせて約5年間シネマ市場に関わっていますが、相当手強い市場だと感じています。この2年間だけでも、他社メーカーの新規参入も多くあったかと思いますが、その中でシグマは比較的業界内でも認知を頂き、販売も想定以上の水準で推移しており、非常に嬉しく思っています。
現状、圧倒的に販売数が多いのはアメリカですね。その次が欧州ではフランスと英国。欧米と比べるとアジアはこれからといったところです。
当初ターゲットとして想定していたのはオーナー・オペレーターと、小中規模のプロダクションでした。そういうお客様ももちろんいますが、比較的制作予算のあるハリウッドの映画や欧州の映画で使われるケースも出てきています。米国・欧州のレンタルハウスにも一通りは導入して頂いています。

スチルに比べて複雑で参入障壁の高いシネマ業界ですが、あえて飛び込まれた経緯は?

2010年ごろ、キヤノン EOS 5D MarkIIの登場をきっかけにデジタル一眼でのムービー撮影がすごく増えてきたことで、まず私自身が興味を持ちました。マニュアルフォーカスのレンズを使って撮影するシーンを現場で目にすることが多く、当社のレンズもそういったプロの方たちに使ってもらえるといいなと思いました。
その後、多くの映像作家やプロカメラマンの方から参入を勧められたり、アドバイスをいただいて本格的な参入を考えるようになりました。同時期に、当社はスチル用として18-35mm F1.8 DC HSM | Art というレンズを発売しました。スチルレンズの通常販売数の割合はアジアと欧州が同じぐらいで、それに次いで北米という具合なのですが、18-35mm F1.8はなぜか販売数全体の半分を北米が占めていたんです。調べてみると、そのうちのかなりの本数が動画ユーザーに使われていることがわかり、そこから本格的に市場調査を始めました。

比較的安価な撮影機材の登場により制作者の動画制作への参入ハードルは下がっていますが、同時に制作費の低下傾向などもあり、制作現場は今混沌としています。その状況はどう捉えていますか?

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シネマに関していうと、まだまだ業界の変遷を語る立場にはないのですが、今が激動の時代だということは間違いないと思います。安価で本格的な撮影機材が出てきたことで、ユーザーにとっても選択肢がぐんと増えた。このことは、制作者にとっても、かつてのシンプルで安定的な機材選択環境に比べると、非常に混沌とした状態であることは間違いないんじゃないでしょうか。

実は、写真業界もまさに同じ状況です。ハイエンドやプロ用と言われる一眼レフ機があり、コンパクトデジカメの需要はスマートフォンに置き換わりつつあり、コンパクトカメラの販売がだんだん厳しくなった。そうした中でミラーレスカメラが登場し、さらにセンサーフォーマットも多様化しています。写真のほうが動きは速かったですが、 同じようなことが動画業界にも起きていると感じます。

メーカーとしては、市場が安定している方が安心できますが、我々は違います。こうした変動期をこそチャンスとして考えるべきです。お客様が感じている課題は何なのか。当社として、どういうソリューションが提案できるかを考えるのは、楽しく魅力のある仕事です。当社は元が交換レンズメーカーで、カメラ業界でいうとサード・パーティといわれる部類ですので、他社のカメラメーカーとの差別化や、今までにない価値観を出していかないと、さらに生き残りが難しいポジションにいると認識していますので、いまのような変動期・移行期はむしろウェルカムな状況ですね。こういう時にこそより思い切った行動をしていくべきと思っています。

SIGMA・Leica・Panasonicで、Lマウントアライアンス立ち上げ

当社はもともとフランジバックの長いSAマウントというマウントを採用した一眼レフカメラを作っていました。2016年に発売したsd Quattroという機種でも、ミラーレスながらもこのSAマウントを採用しています。SAマウントでの開発を続けた理由は、従来からのお客様にもレンズ資産を活かして頂き、長く使って頂くためだったのですが、逆にお客様からショートフランジバックのマウントを採用した新しいカメラの要望を頂いたのをきっかけに、新しいマウントへの移行を決意しました。当初はSIGMA独自のレンズマウントの開発を検討していたのですが、パナソニックさんからフルサイズミラーレス機の開発にあたり新しいマウントを検討しているということ、そして新しいマウントの採用にあたり一緒にアライアンスを組んでやりませんか、というお話を頂きました。パナソニックさん、ライカさんとの協力が決まった上で、技術者間での協議の中で、ライカLマウントはマウント径の大きさや、フランジバックの距離など総合的に考えて最適なバランスではないかという結論になり採用することになったのです。

発表後の反響は?

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マウントを移行するということは、「タブー」といってもいいくらい難しい話なので、当初は大変悩みましたし、特に既存のお客様からの反応が気掛かりでしたが、意外にも多くの方からご支持を頂いたことに安堵していますし、予想以上に好意的に受け止めて頂いていることに感謝しています。これまでもフルフレーム機へのご要望は多く、Lマウントを採用したFoveonフルサイズセンサー搭載の新しいカメラにも、高い期待を頂いていると感じています。
CP+2019ではフルサイズFoveonセンサーの開発発表を行いました。このセンサーを搭載した次期カメラ自体はまだ未発表ですが、動画用ではなくスチル専用になる予定です。これは、Foveonセンサーの場合、ひとつのピクセルから3層分のデータを取り込むため、データ量が膨大にることが大きな理由です。読み込み/書き込みの時間など、現状どうしても処理面での制約が発生してしまうので、1枚1枚をじっくり処理できるスチル系にメリットがあると思っています。

シネマカメラ参入への考えは?

動画系の展示会に出るようになって、直にそういうお声を頂くことがあります。RGBデータを1対1でサンプリングするということが、シネマカメラにとっても理想的であるとのことで、そう言われると、心がゆらぎますね(笑)。ただ、現状ではまだ技術的な課題があり、一足飛びには難しいです。

レンズ、センサーは揃ったところで、プロセッサーの設計思想は?

ベイヤーセンサーをはじめとした既存のカラーフィルターセンサーであれば、画像処理のパスはほぼ決まっており、汎用の画像処理センサー、プロセッサーを使用し、あとはチューニングでスライダーをどう動かすかという話だと思いますが、Foveonセンサーは、全く違うプロセスが必要です。そこがFoveonセンサーを使う上での大きなチャレンジであることは間違いありません。当社の場合は、初代機種SD9から一貫して直列型の2プロセッサーによる処理を基本に開発しています。どのような処理かと言うと、プロセッサーの前にFPGAを置いて、そこでまず、Foveonセンサーに必要な前段処理をします。そこからプロセッサーに送り後段処理をしてからファイルに書き込みます。 2プロセッサーでの処理のため、やはりスピードに課題があるというのは事実ですね。現在開発中のLマウントのFoveonセンサーのカメラも、具体的なことは申し上げられませんが、基本的に同じような構造になると思います。センサーも新しいものになりますので、後段の処理もモディファイされます。全体としてもただ単にマウントが変わっただけではなくて、全く違うものになります。

日本の「ものづくり」の誇りと会津工場

 

issue011_feature02_body006会津工場のコンセプトと優位性とは?

ちょっとかっこいい言い方をすると、”自分たちで汗をかいて「ものづくり」をする”というのが基本的なコンセプトになっています。それによって、高品質なものをある程度価格を抑えて提供できると考えています。
ハイエンド製品で要求される高い加工精度の部品をサプライヤーさんから購入すると、多くは非常に高価になってしまいます。ですからそういった部品はなるべく自社で作ることで、コストを抑え、かつ技術とノウハウが蓄積するように努力をしています。
一方、シンプルなパーツを中心にサプライヤーさんにもご協力頂いています。すべて日本国内で、ほとんどが北関東から東北各地(栃木・群馬以北、福島、山形、宮城、秋田、青森)、一部長野県となっています。長いお付き合いのところが多く、どこもツーカーの間柄です。おかげで、間接スタッフはそれほど必要ありませんし、小人数のスタッフで出来ることによって、調達コストも安くでき、難しいパーツでも適正価格で作って頂けます。これが、世界中にネットワークを張り巡らせて、1円でも安いものを探そうとすると、大勢の購買スタッフが必要になります。当社にとって、社外のネットワークも大きな力になっているのです。
組織自体をシンプルにすることで、高品質なものをつくることに集中できるというメリットがあると考えています。

昨今、日本のものづくりの弱体化が叫ばれているなかで、そこについて何かご意見はありますか?

産業界全体で見れば、そういった点は多分にあると思います。世界的に見て最先端技術は情報処理分野に集中していますし、その点では日本以外の国の方が進んでいると思いますが、レンズ製造のような技術が圧倒的に強いのは日本であることは間違いないのではないでしょうか。数百点にわたるパーツを精度良く加工して、精緻に組み上げるという技術を「すり合わせ技術」と言い、自動車産業などもそうした特性をもっていますが、レンズのような精密機器製造に求められる精度は、車などに比べても格段に高いので、究極の「すり合わせ技術」の世界だと思っています。細部へのこだわりや、一度決めたことを丹念に続けていく強さが求められる分野です。
他国に生産拠点を置く場合には安価な労働力を目的とすることが多く、人員の定着率も下がります。そうした環境下で品質を安定させるのは難しいですが、当社の会津工場や日本人の強さとして、一つのことを極める職人的な気質があって、そこがこの産業にはとても合っていると思います。
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また、「すり合わせ」なので、レンズを磨いている部門と、メカパーツを作っている部門がかみ合わないといけない。レンズの外周を削って中心を出すことを「芯とり」と言うんですが、この「芯とり」と、レンズが入るパーツの内径寸法の精度というのは、図面に描くことはできないんです。現場で少しずつ調整していかなきゃいけない。そういうことはやっぱり日本人が得意なところです。「この部分は俺の仕事じゃないから知らないよ」ではなくて、お互い良いものを作ろうという意識が大切なのですが、これが当社とサプライヤーさんとの間にはあるんです。こうした「日本人のものづくりの力」というのは、まだまだ世界でも圧倒的に強く、優位性を保てると思います。

全てのサプライヤーを”Made in Japan”で揃えているところにこだわっている?

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最終的に自分が誇りに思える事業をやりたいという意味においては、”Made in Japan”にはこだわりたいですね。

SIGMA=”Made in Japan”という評価は受けていると思いますか?

徐々にですが、それは感じています。かつて一度、1995年にものすごい円高になった際、当社も経営的に苦しい時期がありました。そのころは、カメラ業界だけでなく、多くのメーカーが海外に工場を移し、2000年以降もそれが続きましたが、当社は踏みとどまりました。いま振り返っても、やはり日本に残って良かったと思っていますし、海外の人たちの言う”Made in Japan”はクオリティの証という認知も定着していると感じます。
例えば、海外の人が旅行で日本を訪れ、定食屋さんに行くだけでもご飯のおいしさとサービスの良さに感動してくれるような、「日本と言えば、クオリティ」というイメージを持ってくれているなかで、当社の”Made in Japan”も実感を伴って受け入れられているように思います。これは当社の努力だけでなく、日本の事業者全体が非常に優れた仕事をしてきた結果ではないかと思います。

いま、最もシグマらしい製品は何ですか?

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基本的には「すべての製品」だと思っていますが、最近の例で挙げると、シネレンズにもなっている105mm F1.4 DG HSM | Artというレンズは象徴的かもしれません。
とにかく最高性能を求めた結果、105mm F1.4というスペックの割にはバカでかい仕上がりになりました(笑)。このレンズは当社の光学設計者が、「どうしてもこういうものを作りたい!」と提案してきたんです。「バカみたいにでかくなるけど、いいですか」と設計段階の図面を見せられて。確かに大きいんですよ(笑)。でも、もちろんそうなる理由はちゃんとあった上で「どうしてもやりたい」と。サイズ面の条件をつけないようにしたおかげで、中心から周辺まですごく性能が高くて口径食がないことで、後ろの玉ボケがレモン型にならずに綺麗に丸くなるとか、周辺のサジタルコマフレア(Sagittal coma flare)も変形せずに丸くなるとか、そういった性能を極めたいというのがエンジニアの言い分でした。実は彼にとってはこれが初めてのレンズ設計だったんです。
彼はまだ若手の社員ですが、もともと大学ではまったく専門外の勉強をしていて、入社してから光学設計をやりたいと当社に来ました。話を聞いてみたらすごく情熱があって、天文写真愛好家で、自分の手で究極のレンズを作りたいと言うんです。それでレンズ設計の部門に配属して、一から教えて、途中では会津工場にも転勤させて生産現場の仕事も学んでもらったんです。その彼にとっての初めてのレンズ設計がこの105mm F1.4だったんですよ。
正直、「こんなの売れるかな…」とは思ったんですが、変に妥協したような中途半端なものを作るよりは、思い切ったものを作ったほうがいいだろうと作ることにしました。で、いざ出してみたら、最初はお客さまにも「デカい!(笑)」と言われはしたのですが、ことのほかご好評をいただき、いまだにコンスタントに売れています。やはり、エンジニアの想いとか、つくる側の情熱っていうのはお客さまに届くんだな、ということをこの製品を通して学びました。企画部門が市場調査をしたり、経営者の指示通りに作るようなものじゃなく、本当にレンズや写真を愛して、製品をよく分かっているエンジニアが、その想いを資源に作り込んだこのレンズは、とても当社らしい製品だなと言えますね。

ユニークな人材の採用基準などあるのですか?

もちろん、普通の人も採用してます(笑)。ただひとつ、採用の際に尋ねているのは、なにかやりたいことがあるかという点です。別に具体的なことではなくてもいいんですよね。究極のものづくりをしたいとか、こんな人になりたい、とかでもいいんです。なにか理想みたいなものがあって、それに向けて邁進できる人は、多少バランスに欠ける部分があっても(笑)そこが面白いですし、採用したいと思っています。
本当にやりたいことをやるのが「プロフェッショナル」になる条件になると考えていますし、よいものづくりの前提条件になるのかなと考えています。

2018年10月、米バーバンクにショールームオープン

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最初は当社の身の丈にあわないかと思ったんですが、やはり、ハリウッドに近いところでコミュニケーションができて、当社の製品を見てもらうところがないとダメだろうなということが、市場に参入してからわかってきました。
また当社の販売子会社はニューヨークにあって、西側には拠点がなかったんです。長年、西側に製品を置く倉庫も含めて、ショールームもあってもいいんじゃないかという話があり、スチル関連も含めた西側の拠点という形で決断しました。スタジオのスペースがあるので、小さいイベントとかセミナーもやると聞いており、地の利を生かして人が集まる場所はいいと実感しています。シネマもスチルも、イベントを通してユーザーとコミュニケーションをするという必要性はもっとあると思います。
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Mrs. Aubrey DUCLOS<SIGMA BURBANK>

映像業界にも深くシグマという会社が入ってきて、周りの見る目が違ってきていると思いますが、いま感じていることはありますか?

確かに、映像業界でのシグマというブランドの受け取られ方は変わってきている実感はありますが、まだまだ十分にご評価頂けていない面もあると思っています。もっと努力して、良いもの、面白いものをつくることで、この業界において常になにか面白いことをしていて、次が気になる、と思って頂ける存在であり続けたいと思いますね。
写真市場が縮小しているいま、より革新的で、他社がやらないようなことを果断に続けていくことが更に必要になっていると感じています。ですので、何かを達成したらそれで満足するのではなく、継続することが重要です。その結果として、常にその時のシグマを評価して頂けるようになれば嬉しいですね。

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